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香港税関、Trade

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ROCARSをTrade Single Windowへ統合

香港政府は2026年5月1日、Trade Single Window(TSW)第3段階の第1陣サービスを開始し、従来のRoad Cargo System(ROCARS)をTSWへ移行した。香港税関によると、第1・第2段階のシステムと道路貨物システムを新しい基盤に統合し、40種類を超える貿易関連書類を一つのアカウントで処理できる電子窓口へ移行している。

第1陣では主に道路貨物の事前貨物情報提出が対象となった。従来のROCARS利用者のデータはTSWへ自動移行され、再登録を不要とする措置が取られた。第2、第3陣は2027年半ば以降に順次展開される予定で、最終的にはGovernment Electronic Trading Services(GETS)を置き換え、輸出入申告、各輸送モードの貨物情報、マニフェスト、貨物報告、原産地証明、課税品許可などを単一チャネルに集約する計画だ。

電子化しても申告義務は残る

香港では免除対象を除き、商品を輸入または輸出した者は輸出入から14日以内に正確かつ完全な申告を提出しなければならない。TSWは提出手段を効率化する制度であり、HSコード、品名、価格、数量、原産地、許可証の要否について申告者の責任をなくすものではない。

特に道路貨物の事前情報から輸出入申告データを再利用する際には注意が必要だ。香港政府統計処は、例えば事前貨物情報で「electronic products」と記載していても、正式な輸出入申告では「network routers」などより具体的な品名へ修正する必要があると説明している。データをコピーできることと、その内容が税関申告として十分であることは別問題である。

企業側の対応

  • 自社が使う申告・許可業務のTSW移行時期を把握する
  • フォワーダーへ渡す商品マスターを整理する
  • 事前貨物情報と正式申告の品名・数量を照合する
  • 2027年以降の第2、第3陣移行へシステム対応を準備する

香港の通関はデジタル化が進むほどデータ品質が重要になる。企業はTSWへの対応を単なるログインシステムの変更と考えず、受発注、倉庫、物流、通関データを統一する機会として利用したい。