2006年10月09日 【ビジネスコラム】 貿易代理店としての仲裁の仕事

2006年10月09日 【ビジネスコラム】 貿易代理店としての仲裁の仕事
 昨日は、国慶節で1週間休んだおかげで、まったく仕事する気になれなかったが、今日から仕事する気に なった。日本相手の貿易の商売をしているものにとっては、日本が祭日で休みの場合は、日本からの連絡が無いので割合静かであるが、連休前に通関して、輸出 した商品で、工場側との多少トラブルがあったので、今日はその対応に追われた。
貿易代理店としての立場は、日本の顧客、と中国の工場の間に立っ て、貿易の仲介をする仕事であるので、中国側の工場から出た商品に数量の欠品、もしくは、検品ではねられた商品が多くて、日本に所定の数が送れないなどの 問題が起こる時が、一番、両方の立場を考えながら、交渉しなければならない。
基本的に、中国の工場との売買契約は、貿易代理店経由で行う場合は、頭金、何パーセント、出荷時何パーセントと決める。


中国の工場で多いのは、契約時30%、出荷時70%であるが、問題が起こった場合は、出荷時の70%支払いをストップをして、クレーム対応が終わるまで、全額支払しないなどの対応で、修正依頼をしなければならない。その仲裁の仕事も私の貿易代理店の仕事である。
こんな時は、一番交渉が気合いがいる。
中国のローカル工場は、支払いをしてもらえないことで、いらいらしてくる。また、日本の顧客は、商品に問題があることで、いらいらしている。貿易代理店 は、ただ単に、輸出書類の作成、実務手続きをするのが、主な仕事だが、やはり、国際間取引をするにあたり、困った時に、仲裁するというのが、顧客の精神的 ソリューションという面では、一番重要な仕事だと思う。もし、この部分の仕事を対応しなければ、「中国でだまされた」という話になるのであろう。私が思う ビジネスソリューションは、そのような部分の対応が一番必要があると思い貿易代理店の仕事を行っている。