ブログ

2006年09月22日 中国ローカ企業との取引をするには、決断力と速さが決めてです。

2006年09月22日 中国ローカ企業との取引をするには、決断力と速さが決めてです。
 日本の企業と中国の企業の間に立って、貿易代理店の仕事をしていると、よく感じることがある。それは、 日本企業の決断のスピードの遅さです。別に慎重になって長く考えることが悪いとは言っていないが、中国企業と取引する際に、この間で、中間に立って話をす るものにとっては、難しいなぁと感じる部分がある。通常、経験から言って、はじめ相談が来て、工場紹介、また打ち合わせなどを、なんども、見積もりをする 日本的に取引形態は、中国のローカル企業は、嫌いなようだ。経験から言えば、通常はじめの相談からはじめての取引をするのにかかる時間は、最低3ヶ月、普 通半年後、遅い案件では、調整、意見の練り直しなどで、1年かけて決断する日本の企業は多い。一発で決めてすぐに行動する企業は、ほとんどない。


長い時間をかけて、粘ったら、日本人的考えでは、値段が安くなって、いい条件で取引できるのではないだろうかと思うのだが、中国のローカル工場としては、 いつも言われるのは、「日本のオーダーは、時間がかかるし、決断も遅い、はっきり言って、中国の国内市場も今は、十分大きいし、オーダーもたくさん取れる から、あんまり決断遅かったら、やりたくなくなる。」と言われる。中間に立って、貿易代理しているものにとっては、日本側の意見を聞いて、また、中国側の メーカーに、文句言われながらサンプル、見積もり、サンプル、見積もりを作ってもらい。粘るのも結構間に立つものにとっては、大変な作業である。決断が遅 かったら、見積もりの値段も毎回上げる企業も少なくない。



やはり、いけると思った時点で、即決で動ける決裁権のもった人が中国でビジネスしなければ、中国のローカルメーカーとの取引は難しさが生じることも伝えておく。
それと、中国のビジネス感覚に、日本で言う「損して得を取れ」という感覚はないと思う。
利益の出ないことはやらない。時間をかけた相談は、やりたくない。これが、中国人から見たビジネスの感覚のような気がする。
両方の中間で行う貿易代理店の仕事は、お互いの顔をみて、うまく話をして、両方納得してオーダーだして、製品を買える環境作りをするのは、結構頭を使う。
でもいえることは、中国では、決断力とスピードがあることが重要だと思う。

リニューアル

ホームページをリニューアルしました。

SFE貿易コンサルティングは、2001年に上海で創業しました。2004年から www.sfe1.com  のドメインで企業サイトをOPENしてきましたが、 www.sfetrade.com にドメインを統一しました。今後、こちらのドメインで運用させていただきます。何卒、よろしくお願いいたします。